北田夏己 1分スキャル・シークレットクラブ 勝率97.6%でも利益が得られない理由

北田夏己氏の1分スキャル・シークレットクラブが公開されました。
1分スキャル・シークレットクラブは勝率97.6%30連勝の衝撃!
年間20,000pips、30,000pipsと、桁外れの利益を目指そう!
と謳うサイン配信です。

1分スキャル・シークレットクラブの問題点をお伝えします。

【目次】
①1分スキャル・シークレットクラブの特徴について
②サイン配信の問題点について
③高い勝率の問題点について
④連勝記録の問題点について
⑤実績の問題点について
⑥参加条件とはどんなものか
⑦参加する前に確認すべきこと


①1分スキャル・シークレットクラブの特徴について
1分スキャル・シークレットクラブは
過去相場に合わせて最適化させるカーブフィッティングをせずに、
リアルな相場で通用するかどうか
1ヶ月後、半年後、1年後、3年後の相場で検証を続けてきました。
「絶対的な自信をもって提供できるロジック」と謳っています。

そして、高性能なサインツールが膨大な数のエントリーチャンスを
ひとつ残らずあなたに自動で教えてくれます。
エントリーした後は、oco注文を入れて
ほったらかしでも利益にすることも可能。と言っています。

②サイン配信の問題点について
1分スキャル・シークレットクラブは
サイン配信ツールを使用して、
膨大な数のエントリーチャンスが来たら
エントリーや決済をするというものです。

サインに従い取引を行えば利益がえられる
ように思えますが、サイン配信ツールには
次のような問題点があります。

(1)24時間のうち、いつサインが来るかわからない
FXの市場は24時間取引が可能です。
相場は常に動いているので
いつサインが来るか常に待っている
状態でなくてはいけません。

そのため、本業以外の空いた時間に副業で
実践することは困難になります。

(2)サインが出たらすぐにエントリーや決済をしないといけない
サイン配信の場合はすぐにサイン通りの
エントリーや決済が出来ない場合は
損失が出ることもあります。

そのため、システムを開いて
チャートを見ながらずっと待機している必要があります。

(3)サインがたくさんある場合は、どのサインを選んだかで結果に個人差が出る
サインが来た時にすぐエントリーや決済が
できたとしても、選ぶサインで個人差がでます。

例えば、1日に10回のサイン配信があったとします。
最初の1回目から5回目のサインが勝ちでした。
後の6回目から10回目が負けでした。

AさんもBさんもそれぞれ5回エントリーしました。

     Aさん   Bさん
1回目  勝ち   不参加
2回目  勝ち   不参加
3回目  勝ち   不参加
4回目  勝ち   不参加
5回目  勝ち   不参加
6回目  不参加  負け
7回目  不参加  負け
8回目  不参加  負け
9回目  不参加  負け
10回目  不参加  負け

Aさんは最初の5回にエントリーしたので
利益になりました。
Bさんは後の5回にエントリしたので
損失になりました。

来たサインが全部、勝ちではありません。
どのサインを選ぶかによって
個人差が出るので、そのうえで
参加者が利益を得られているのか
確認をすることが重要になります。

③高い勝率の問題点について
勝率97.6%と書かれていますが、高い勝率にも次の問題点があります。

(1)高い勝率と利益を得られることは別問題
高い勝率でも必ず利益を得られるわけではありません。

なぜなら、勝ったときの金額よりも
負けたときの金額が大きければ
勝率が高くても赤字になります。

例えば、勝率9割のツールで10回取引をします。

1回目  +10000円
2回目  +10000円
3回目  +10000円
4回目  +10000円
5回目  +10000円
6回目  +10000円
7回目  +10000円
8回目  +10000円
9回目  +10000円
10回目 -100000円

獲得金額は9万円です。
損失金額は10万円です。
勝率9割で1万円の赤字になります。

つまり、1回の損失金額が大きければ
損益はマイナスになります。

FXでは高い勝率で利益がマイナスになる(損失)になることはよくあることです。

(2)今後も必ず高い勝率となるわけではない
今後も必ず高い勝率になると明言しているわけではありません。

これまでの実績で高い勝率の実績があった
ということを書いています。

1分スキャル・シークレットクラブの場合、
過去に9割の実績があったということを
書いています。

ですので、初心者の参加者の何人が、
どのくらいの期間、高い勝率で
いくらの利益を得たのかを確認することが
重要になります。

つまり、これから参加する初心者全員が
必ず高い勝率で利益を得られるわけではないということです。

(3)「勝ち」の定義を確認する
例えば、1日単位の勝ち負けの場合は、
1日の途中で大損、大負けしていることも含まれます。

例えば、午前中100万円負けて、
午後110万円で10万円の黒字になりました。

このように、1日の途中で大負けしていることも考えられます。
また、トータルで黒字になっていて
1日で勝っているということも含まれます。

1週間、1ヶ月で勝ち負けを決めている場合も同様になります。

ですので、何をもって「勝ち」としているのかを確認する必要があります。

(4)トレード単位での勝ち負けの場合
勝っているものだけを決済し、
負けているものは決済しなければ
高い勝率を作ることは容易にできます。

この場合、勝率は高いけれども
決済をしていないトレードについては
含み損が出ていることがあります。

そのため、未決算のものを含めた
全てのトレード内容を確認して初めて
善し悪しが決まります。

全てのトレード内容を確認し、
トータルで利益が出ていることを
確認することが重要になります。

(5)手法の内容次第で善し悪しが決まる
勝つまでのお金の流れ(投資の内容)
次第でノウハウやツールの善し悪しが
決まります。

ナンピン手法を用いた投資で
勝ちとしている場合
ハイリスクハイリターンの手法で
勝っていることになります。

そのため、今後の投資で大損する可能性が
高くなります。

利益が得られてもハイリスクハイリターンの手法を
用いてる場合があるので
お金の流れを確認することが重要になります。

④連勝記録の問題点について
30連勝と書いてありますが連勝記録にも次のような問題点があります。

(1)連勝記録の前後に負けて損失がある可能性がある
連勝記録の前や後に負けて損失がある可能性があります。

例えば、連勝30回の場合
50回負けてから30連勝かもしれません。
30回連勝後、50回負けているかもしれません。

そのため、毎月の利益金額の確認が必要になります。

毎月得た利益金額が、どのようなお金の流れで得た
利益金額なのかを確認することが重要になります。

(2)「勝ち」の定義を確認する
例えば、1日単位の勝ち負けの場合は、
1日の途中で大損、大負けしていることも含まれます。

例えば、午前中500万円負けて、
午後510万円で10万円の黒字になりました。

このように、1日の途中で大負けしていることも考えられます。
また、トータルで黒字になっていて
1日で勝っているということも含まれます。

1週間、1ヶ月で勝ち負けを決めている場合も同様になります。

ですので、何をもって「勝ち」
としているのかを確認する必要があります。

(3)トレード単位での勝ち負けの場合
勝っているものだけ決済し、
負けているものは決済しなければ
連勝を作ることができます。

その場合は連勝できます。しかし決済していない
トレードで含み損がでています。

そのため、未決済のものを含めた
全てのトレード内容を確認して初めて
善し悪しが決まります。

全てのトレード内容を確認することが重要になります。

⑤実績の問題点について
1分スキャル・シークレットクラブの実績で
参加者の実績は1件もありません。

書かれているのは、主催者とスタッフの
単発のトレード実績が13件あるだけです。

1分スキャル・シークレットクラブでの
月の利益金額が示されているのは1件もありません。

大事なのは、月の利益であり、
1か月単位で毎月どのくらいの
利益が出ているのかということです。

実績で大事なことは参加者の
毎月の利益金額とその利益金額を
得るまでのお金の動きが重要になります。

つまり、1分スキャル・シークレットクラブについては
毎月の利益金額やお金の動きについての
実績と参加者の実績は1件もありません。

⑥参加条件とはどんなものか
参加条件は、198,000円と投資金です。

内訳は、ツール代が198,000です。
それと、投資金が必要になります。

⑦参加する前に確認すべきこと
(1)参加者の毎月の利益金額はいくらか1分スキャル・シークレットクラブに
参加した初心者が
毎月いくらの利益を
得られているかが重要になります。

(2)具体的な投資内容とそのお金の動き毎月の利益金額だけでなく、その金額を得るまでのお金の動きが重要になります。
お金の動きとは、以下の5点を確認することです。
1.エントリー時のレート2.決済時のレート3.取引通貨量(何通貨でトレードをしたか)4.いつエントリーして、いつ決済したか(トレードの期間)5.トレードによって得た利益金額
以上の5点を、各トレードごとに確認していくことが重要になります。それぞれの取引ごとのお金の動き次第で、プロジェクトの善し悪しが決まります。
(3)何人の参加者がいて、そのうちの何人が毎月利益を得られているか1分スキャル・シークレットクラブに
参加した人が何人いて、そのうち何人の
初心者が毎月いくらの利益を
得ているのかを確認することが重要になります。

たくさんの参加者がいて、たくさんの人が毎月利益を得られていればそのプロジェクトは優れたものであるといえます。
そのため、たくさんの参加者が毎月安定的に利益を得られているのかを確認することが重要になります。

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