今回はL氏のi-Vision(アイ・ヴィジョン)の問題点をお伝えします。
i-Vision(アイ・ヴィジョン)は完全自動AIトレードで総成績2777戦
勝率92.8%2472勝の自動売買システムです。
【目次】
①i-Vision(アイ・ヴィジョン)の特徴について
②自動売買システムの問題点について
③高い勝率の問題点について
④実績の問題点とはなにか
⑤参加する前に確認すべきこと
①i-Vision(アイ・ヴィジョン)の特徴について
i-Vision(アイ・ヴィジョン)に搭載している
5クオンツAI(ファイブクオンツ)という独自のアルゴリズム
価格:現在の価格
変動値:価格がどう動いたか
速度:ローソク足の形成スピード
周期:相場のサイクル
時間:取引の時間帯
この5つの要素から解析して、8000パターン以上の勝ちトレードを
インプットし、FX未経験者だとしても、自動で再現することに成功しました。と謳っています。
また、12年分のディープラーニングを行い、3年間のバックテストを経て完成したもので、
「利益を稼ぐためのパターンがすべてインプットされています。」と言っています。
②自動売買システムの問題点について
自動売買システムにも次のような問題点があります。
(1)ツールを稼働させるタイミングで個人差が出る
稼働のタイミングは参加した人が全員必ず同じではありません。
例えば、AさんもBさんも投資金額が10万円だった場合の
月毎の運用損益の例をあげます。
1月 -5万円 Aさん稼働開始
2月 -5万円
3月 +5万円 Bさん稼働開始
4月 +5万円
5月 -9万円
6月 +7万円
1月から運用開始したAさんの投資金額は10万円だったので
2ヶ月で終わってしまいました。
しかし、3月から運用開始したBさんはAさんと同じ
投資金額10万円でも6月の時点でも継続できています。
つまり、稼働のタイミングによって利益金額の個人差が出ます。
そのため、参加した人の利益実績を確認していくことが重要になります。
(2)投資金の量で個人差が出る
投資金は全員が同じ金額で始めるのではなく、
10万円で投資を始める人もいれば、100万円で始める人もいます。
そのため、同じツールを使っていても投資金の違いで
結果に個人差が出ることになります。
(3)カスタマイズの内容で個人差が出る
完全自動売買システムでも、
個人でカスタマイズできるものがあります。
個人でカスタマイズできる場合は、
個人によって設定内容が変わるので
投資実績にも個人差が出てきます。
(4)完全自動売買システムで確認すること
完全自動売買システムは初心者でも投資経験のある人でも
同じ結果になるというイメージがありますが、
上記3つの点で個人差が出ます。
そのため、i-Vision(アイ・ヴィジョン)の参加者の
実績を確認することでツールの善し悪しが判断できます。
③高い勝率の問題点について
勝率92.8%と書かれていますが、高い勝率にも次の問題点があります。
(1)高い勝率と利益を得られることは別問題
高い勝率でも必ず利益を得られるわけではありません。
なぜなら、勝ったときの金額よりも負けたときの金額が大きければ
勝率が高くても赤字になります。
例えば、勝率9割のツールで10回取引をします。
1回目 +10000円
2回目 +10000円
3回目 +10000円
4回目 +10000円
5回目 +10000円
6回目 +10000円
7回目 +10000円
8回目 +10000円
9回目 +10000円
10回目 -100000円
獲得金額は9万円です。
損失金額は10万円です。
勝率9割で1万円の赤字になります。
つまり、1回の損失金額が大きければ損益はマイナスになります。
FXでは高い勝率で利益がマイナスになる(損失)になることはよくあることです。
(2)今後も必ず高い勝率となるわけではない
今後も必ず高い勝率になると明言しているわけではありません。
これまでの実績で高い勝率の実績があったということを
書いています。
i-Vision(アイ・ヴィジョン)の場合、
過去に9割の実績があったということを書いています。
ですので、初心者の参加者の何人が、どのくらいの期間、
高い勝率でいくらの利益を得たのかを確認することが
重要になります。
つまり、これから参加する初心者全員が必ず高い勝率で
利益を得られるわけではないということです。
(3)勝ちの定義を確認する
例えば、1日単位の勝ち負けの場合は、
1日の途中で大損、大負けしていることも含まれます。
例えば、午前中100万円負けて、午後110万円で
10万円の黒字になりました。
このように、1日の途中で大負けしていることも考えられます。
また、トータルで黒字になっていて1日で勝っているということも含まれます。
1週間単位、1ヶ月で勝ち負けを決めている場合も同様になります。
ですので、何をもって「勝ち」としているのかを確認する必要があります。
(4)トレード単位での勝ち負けの場合
勝っているものだけを決済し、負けているものは決済しなければ
高い勝率を作ることは容易にできます。
この場合、勝率は高いけれども決済をしていないトレードについては
含み損が出ていることがあります。
そのため、未決済のものを含めた、全てのトレード内容を
確認して初めて善し悪しが決まります。
全てのトレード内容を確認し、トータルで利益が出ていることを
確認することが重要になります。
(5)手法の内容次第で善し悪しが決まる
勝つまでのお金の流れ(投資の内容)次第で
ノウハウやツールの善し悪しが決まります。
ナンピン手法を用いた投資で勝ちとしている場合
ハイリスクハイリターンの手法で勝っていることになります。
そのため、今後の投資で大損する可能性が高くなります。
利益が得られてもハイリスクハイリターンの手法なので
お金の流れを確認することが重要になります。
④実績の問題点とはなにか
i-Vision(アイ・ヴィジョン)の実績で月の利益金額が
示されているのは1件もありません。
単発のトレード実績が6件あるだけです。それぞれの利益金額は
約30,000円、約23,800円、約17,600円、約14,300円
約8,400円、約6,700円です。
大事なのは、月の利益であり、1ヶ月単位で毎月どのくらいの
利益が出ているかということです。
実績で大事なことは参加者の毎月の利益金額と
その利益金額を得るまでのお金の動きが重要になります。
つまり、i-Vision(アイ・ヴィジョン)については
毎月の利益金額やお金の動きについての実績は1件もりません。
⑤参加する前に確認すべきこと
(1)参加者の毎月の利益金額はいくらか
i-Vision(アイ・ヴィジョン)に参加した初心者が
毎月いくらの利益を得られているかが重要になります。
(2)具体的な投資内容とそのお金の動き
毎月の利益金額だけでなく、その金額を得るまでの
お金の動きが重要になります。
お金の動きとは、以下の5点を確認することです。
1.エントリー時のレート
2.決済時のレート
3.取引通貨量(何通貨でトレードをしたか)
4.いつエントリーして、いつ決済したか(トレードの期間)
5.トレードによって得た利益金額
以上の5点を、各トレードごとに確認していくことが重要になります。
それぞれの取引ごとのお金の動き次第で、プロジェクトの善し悪しが決まります。
(3)何人の参加者がいて、そのうちの何人が毎月利益を得られているか
i-Vision(アイ・ヴィジョン)に参加した人が何人いて、
そのうち何人の初心者が毎月いくらの利益を得ているのかを
確認することが重要になります。
たくさんの参加者がいて、たくさんの人が毎月利益を得られていれば
そのプロジェクトは優れたものであるといえます。
そのため、たくさんの参加者が毎月安定的に利益を得られているかを
確認することが重要になります。
L氏 i-Vision 勝率92.8%でも利益が得られない理由
![](https://hukugyouarin.com/wp-content/themes/cocoon-master/screenshot.jpg)
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