山下晋司 OLIVE 勝率97%の問題点を暴露します

山下晋司氏のOLIVE(オリーブ)が公開されました。

OLIVEは
毎日1万円があなたの銀行口座に
月収30万円を安定的に生み出し続ける
勝率97%極秘ロジックをついに公開
と謳う自動売買システムのFX投資です。

OLIVEの問題点をお伝えしていきます。

【目次】
①OLIVEの特徴について
②OLIVEシステムとは
③勝率97%の問題点を暴露
④実績の問題点について
⑤参加する前に確認すべきこと

①OLIVEの特徴について

数十年に渡るFX業界で起きてきた
価格変動を独自のロジックによって
的確に捉え
「毎日1万円を半永久的に生み出して続ける」
完全極秘のトレードシステム
とアピールしています。

本件の特定商取引法に基づく表示の

「表現、及び商品に関する注意書」には


・必ずしも利益や効果は保証したものではない


と明記してあります。

ということは、
・全く利益を得られない可能性

・投資資金を失う可能性

も考えておく必要があります。

②OLIVEシステムとは
FX歴16年分の経験値がギュギュッと凝縮された
自動売買システムと謳っています。

システムをインストールして
稼働させておくだけで
利益が自動で積み上げられていく
と言っているので、

自分で判断もせず何もしないで
利益を得られるように思いますが

自動売買システムにも
次のような問題点があります。


(1)ツールを稼働させるタイミングで個人差が出る

稼働のタイミングは参加した人が

全員必ず同じではありません。


例えば、AさんもBさんも

投資金額が10万円だった場合の

月毎の運用損益の例をあげます。


1月 -5万円 Aさん稼働開始

2月 -5万円

3月 +5万円 Bさん稼働開始

4月 +5万円

5月 -9万円

6月 +7万円


1月から運用開始したAさんの

投資金額は10万円だったので

2ヶ月で終わってしまいました。


しかし、3月から運用開始したBさんは

Aさんと同じ投資金額10万円でも

6月の時点でも継続できています。


つまり、稼働のタイミングによって

利益金額の個人差が出ます。


そのため、参加した人の利益実績を

確認していくことが重要になります。


(2)投資金の量で個人差が出る

投資金は全員が同じ金額で始めるのではなく、

10万円で投資を始める人もいれば、

100万円で始める人もいます。


そのため、同じツールを使っていても

投資金の違いで結果に個人差が出ることになります。


(3)カスタマイズの内容で個人差が出る

完全自動売買システムでも、

個人によって設定できるものがあります。


その設定ができる場合は、

個人によって設定内容が変わるので

投資実績にも個人差が出てきます。


(4)完全自動売買システムで確認すること

完全自動売買システムは

初心者でも投資経験のある人でも

同じ結果になるというイメージがありますが、

上記3つの点で個人差が出ます。


そのため、OLIVEの

参加者の実績を確認することで

ツールの善し悪しが判断できます。


③勝率97%の問題点を暴露

勝率97%を叩き出し続けているロジックは
外資系ファンドマネージャーが開発した

と書かれていますが、
高い勝率にも次の問題点があります。


(1)高い勝率と利益を得られることは別問題

高い勝率でも必ず利益を得られるわけではありません。


なぜなら、勝ったときの金額よりも

負けたときの金額が大きければ

勝率が高くても赤字になります。


例えば、勝率9割のツールで10回取引をします。


1回目  +10000円

2回目  +10000円

3回目  +10000円

4回目  +10000円

5回目  +10000円

6回目  +10000円

7回目  +10000円

8回目  +10000円

9回目  +10000円

10回目 -100000円


獲得金額は9万円です。

損失金額は10万円です。

勝率9割で1万円の赤字になります。


つまり、1回の損失金額が大きければ

損益はマイナスになります。


FXでは高い勝率で利益がマイナスになる

(損失)になることはよくあることです。


(2)今後も必ず高い勝率となるわけではない

今後も必ず高い勝率になると

明言しているわけではありません。


これまでの実績で高い勝率の実績があった

ということを書いています。


OLIVEの場合、

過去に9割の実績があったということを

書いています。


ですので、初心者の参加者の何人が、

どのくらいの期間、高い勝率で

いくらの利益を得たのかを確認することが

重要になります。


つまり、これから参加する初心者全員が

必ず高い勝率で利益を得られるわけではないということです。


(3)勝ちの定義を確認する

例えば、1日単位で勝ちや負けとしている場合は、

1日の途中で大損、大負けしていることも含まれます。


例えば、午前中で100万円負けて、

午後で110万円勝っている場合は

途中で大損、大負けをしています。


ですが、1日単位で見れば

10万円の黒字となり、その日は勝ちとなります。


このように、1日単位で勝っていたとしても

途中で大負けしていることも考えられます。


また1週間、1ヶ月で勝ち負けを

決めている場合も同様になります。


ですので、何をもって「勝ち」と

しているのかを確認する必要があります。


(4)トレード単位での勝ち負けの場合

勝っているものだけを決済し、

負けているものは決済しなければ

高い勝率を作ることは容易にできます。


この場合、勝率は高いけれども

決済をしていないトレードについては

含み損が出ていることがあります。


そのため、未決済のものを含めた

全てのトレード内容を確認して初めて

善し悪しが決まります。


全てのトレード内容を確認し、

トータルで利益が出ていることを

確認することが重要になります。


(5)手法の内容次第で善し悪しが決まる

勝つまでのお金の流れ(投資の内容)

次第でノウハウやツールの善し悪しが

決まります。


ナンピン手法を用いた投資で

勝ちとしている場合

ハイリスクハイリターンの手法で

勝っていることになります。


そのため、今後の投資で大損する可能性が

高くなります。


利益が得られても

ハイリスクハイリターンの手法を

用いてる場合は今後のトレードで

大きく負ける可能性が高くなります。


④実績の問題点について

本件には、参加者の実績は
1件も示されていません。

また、月の利益金額も
1件も示されていません。

示されているのは、
主催者の実績が3件になります。

主催者のそれぞれのトレード実績は
24,696円、25,300円、19,500円
になります。

この実績だけでは、
参加を考えている初心者が、

同じような利益を得られる実績としては

不十分です。


その理由は、

「お金の動き(増減)がわからない」

という点です。


トータルの数字だけを見ただけでは

参加した人全員が同じ結果になるとは限りません。


ですので、

・最初にいくらの投資金を用意して、

・その後どんなお金の動き(増減)があって

・どんな期間で

・いくらの利益に至ったのか


というようなお金の動きが

示されていないと、堅実な実績とはいえません。


もしかすると、

途中で大きな追加資金が
必要だったかもしれません。


つまり、

お金の動き(増減)がわかって初めて、

このプロジェクトは優れているといえます。


また、大事なのは、

参加者の毎月の利益金額になります。


しかし、OLIVEについては

毎月の利益金額や、お金の流れの内容が

1件もないプロジェクトになります。

⑤参加する前に確認すべきこと
(1)参加者の毎月の利益金額はいくらか
OLIVEに参加した初心者が

毎月いくらの利益金額を得ているのかを

確認することが重要になります。


(2)具体的な投資内容とそのお金の動き

毎月の利益金額だけでなく、

その金額を得るまでの

お金の動きが重要になります。


お金の動きとは、以下の5点を確認することです。


1.エントリー時のレート

2.決済時のレート

3.取引通貨量(何通貨でトレードをしたか)

4.いつエントリーして、いつ決済したか(トレードの期間)

5.トレードによって得た利益金額


以上の5点を、各トレードごとに

確認していくことが重要になります。

それぞれの取引ごとのお金の動き次第で、

プロジェクトの善し悪しが決まります。


(3)何人の参加者がいて、そのうちの

何人が毎月利益を得られているか

OLIVEに参加した人が

何人いてそのうちの何人の初心者が

毎月いくらの利益を得ているのかを

確認することが重要になります。


たくさんの参加者がいて、

たくさんの人が毎月利益を

得られていればそのプロジェクトは

優れたものであるといえます。


そのため、たくさんの参加者が

毎月安定的にいくらの利益金額を

得ているのかを

確認することが重要になります。

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